7割の近隣住人は賛成しているようですが、残り何割かの人は建設に反対しています。
反対派の意見はニュースでも取り上げられ私も見ました。
地価評価が落ちる。
街の雰囲気が損なわれる。
どんな子供が暮らすのか不安。
土地の有効利用に繋がらない。
とても悲しいです。
ごく少数の意見だと信じたいですが、それでもこういう意見が人生の後半期に入っている熟練の大人たちから出てくる事が残念でなりません。
この中には、おそらく子供を持った人も、孫を持っている人もいるでしょう。
いろいろいろいろ、言いたいことはありますが、一つだけ言及しておきます。
この人たち全員に共通することは「想像力の欠如」です。
今の自分、今の状況、今しか見えていない。
もし自分が…
もし自分の子供が…
もし自分の孫が…
もし自分の大切な人が…
もし将来自分がお世話になる人が…
もし自分の来世が…
なんでもいいです。
少しでも想像力を働かせれば、けっして他人事ではないはずです。
人は必ず衰えます。
自分で自分の事が出来なくなる日が来るのです。
その時にあなたたちは、
地価評価が落ちる。ここに住むな!
街の雰囲気が損なわれる。あっちに行け!
どんな老人が暮らすのか不安。施設は建てるな!
土地の有効利用に繋がらない。お前たちに経済効果は無い!
そう言われたら、どういう気持ちになりますか?
今あなたたちは、これと同じ事を言っているのですよ。
その相手は、親から虐待を受け、命の危険があり緊急に保護しなければならない対象になっている子供たちですよ。
そしてこの子供たちは、近い将来、必ず人口が9000万人を切るこの日本で貴重な働き手となる、つまり、年老いていくあなたを支える一人になる子供たちです。
世界一心豊かな国を目指せる日本だからこそ
この問題は悲しい出来事です。
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