ドゥテルテ大統領が強権的な麻薬取り締まりを進めているフィリピンについて、昨年7月から半年で6000人以上の麻薬犯罪者らが殺害されました。
悪を根絶するという理念はいいのですが、その手段が原始的、動物的です。
これでは悪が悪を生む自体に陥ってしまいます。
悪と対峙するのは「理性」です。
悪の力を最も弱体化させるのは「許し」です。
悪者はどんどん捕まえていいのですが、その後は強制的でいいからどこまでも更正を推し進めなければなりません。
死刑は無意味です。
いや、逆効果です。
死刑の本質は、怒りと恐怖から発した行為だからです。
悪人を殺せば悪霊になるだけです。
人間でいるからこそ自由が制限されますが、霊になれば多くの制限が無くなってしまいます。
ここに気付かなければなりません。
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