石原慎太郎氏、死生観を語る『死は虚無でしかない』

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石原慎太郎は言う。87歳で見えてきた死生観「死んでも死にきれないんです。私は死ぬまで生きますよ」

そう語る石原氏の顔は、とても寂しげで、死を目の前に意識し始めてとても不安げだ。
私は見ていて、可哀そうに思えてなりませんでした。
人がどんなに素晴らしい人生を歩もうが、どんな立派な肩書を持とうが、死を目の前にするとそれらすべてが無に思えてくるのでしょう。
絶対に逆らう事が出来ない死を前に、石原氏は「死は虚無でしかない」と言ったのが素直な恐怖心だったのではないかと思います。

改めて、私は死について日本人はもっと真摯に向き合うべきだと感じました。
法華経を哲学として生きて来たという石原氏ですが、死についてはまったくの無知。
仕方がないかもしれません。日本の仏教が死について正しい認識を持っていないのですから、困ったものです。
死後の世界、霊界での生活、霊自体についてすべて曖昧にして来ました。
死を扱う宗教であるのに、霊の存在は認めないという矛盾があります。
立派な法衣をまとい死者を弔う僧ですら、「霊は幻想だ」などと言っています。
では、あなたは単なる死体を拝み、その後何十年とに向かってお経を唱えているのですか?となってしまう。
霊という存在を認めない限り、何に対して手を合わせているのか理に叶った答えは出せないでしょう。

死後の事が分からずに人生を生きるという事は、暗闇の中で手探りで歩むようなものではないでしょうか。
消えない不安を常に抱えて生きるようなものです。人は必ず死に向かって生きているのですから。

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