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地震に備える②

これから備えていかなければならない地震の対策や特に危険な地域などは、テレビでも特集が組まれ放映されています。
他人事だと思わずにしっかりメモを取りながら見てほしいと思います。

私がお伝えすべき事は三点です。
これから来るであろう地震が東日本大震災と決定的に違う事は、人口密度の高い市街地、住宅地、つまり都会を襲うという事です。
3.11を教訓にしながらも、さらに創造力を働かせて備えていかなければなりません。
一般的に言われている備蓄はその通り必要だと思いますが、私が特に指摘しておきたい事三つを挙げておきます。

①十分な携帯トイレの確保
3.11の時は、畑や空き地、山林などが多くありました。
穴を堀り、老若男女みんなが共有しました。あの状況では恥ずかしいなどと言ってはいられませんでした。
トタンで囲っただけのトイレであっても、場所があるだけ幸せだったのです。
都会でそれが出来るでしょうか?
しばらくの間、電気、水、物流のすべてがストップします。見渡す限り立ち並ぶビルの中にはトイレがもちろんありますが、そのすべてはものの数分で使用出来なくなると考えた方がいいでしょう。

②避難先の仮住まいの確保
政府や専門家のガイドマップを確認し、地震の被害が及ばない地域への避難を決めておきましょう。特に小さなお子さまやお年寄りがいるご家庭であれば尚更です。
避難生活は想像以上に過酷です。毎日糸をピンと張った状態のストレスが続きます。
緊張状態の最中は乗り越えられますが、その後遺症があとあと問題になっていきます。
公共の移動手段は使えないという前提で避難地域までのルートを想定しておきましょう。
連絡も取れません。「もし、こうなったらこうしよう」というお互いの暗黙の計画を決めておきましょう。

③安全の確保
私が受けた警告はこの③です。
被害の懸念されている地域にお住まいの方。しかも路地が多い住宅密集地にお住まいの方は特に備えが必要です。
住宅密集地で火事が起きたら消火活動はもう出来ません。もちろん消防車など出動できる状況ではありません。
逃げるしかないのですが、火と煙が充満する密集地でどの方向に避難すればその先が安全か、その場で状況判断するのは非常に困難です。
あらかじめ、いくつかのルートを決めておいて下さい。
「こっちがふさがれたらこっちへ」「あっちがふさがれたらこっちへ」と、様々な想定を日常生活圏内で決めておいて下さい。

そして最後に、惨事には普段の生き方が表面化します。
人付き合いを大切にして生活をしている人は、必ず人から助けられ、どんな状況でも孤独になりません。
普段から自己中で好き勝手に生きている人は孤立します。

人はどんな苦難をも乗り越える力を持っています。
しかし、唯一耐えられない苦難があるとすればそれは「孤独地獄」です。
自分一人ではどうにもならない自体に、頼りになるのは目の前の人だけです。
普段から損得を越えた助け合う精神を養っていきましょう。

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