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死への準備

スキーツアーバスの事故は本当に悔やまれます。
ご家族、友人の気持ちを思うと切ない限りです。
ご冥福をお祈りします。

死というものを定義すれば、「死」自体が決して悲しいものではありません。
これまでの経験、その人自身が消えて無くなる訳ではないからです。
生きる状態が変わるだけです。
体を使って生きる時間と、物質的なものを何も使わないで生きる時間の二つの世界で生きているのが私たち人間、魂の姿です。

大切な方と会いたい時に会えなくなる事は寂しい事ですが、決して永遠の別れでは無いことを信じて欲しいと思います。

今回の様に「死への準備」が出来ずに亡くなった場合には、ご遺族にしたいアドバイスがあります。
特に今回は就寝中にそのまま亡くなられた方が多いと思います。
そうすると、死の自覚が無いまましばらく迷ってしまう事があるからです。

死への正しい知識があれば、お迎えの守護霊たちの存在を素直に受け入れ自分の帰るべき階層まで戻りますが、「あの世は無い」と信じている人にとっては死が厄介です。
死は無いと思い込んでいる自分が死後の世界に目を覚ました時の混乱を想像して下さい。
頑固な人ほど、それまでの自分の価値観とまるで違う概念を受け入れるまで相当な時間を有します。
その様な人のほとんどは、しばらく夢を見ているという思い込みで過ごします。
いずれ「何かがおかしい?」と疑い始めた時に、新しい現実を受け入れる準備が始まります。

そこで、少しでも迷いを払拭してあげる為に遺族がしてあげて欲しい事は「お通夜」です。
自覚が持てない故人を納得させてあげる事がとても大切です。
喪主は何度も何度も死んだ時の状況を説明しなければなりません。それがいいのです。
それを故人が何度も聞く事で状況を少しずつ理解していきます。
無理して葬式にお金をかける必要など全くありませんが、親しかった友人が集まって生前の思出話をする時間は出来るだけ多く作ってあげて欲しいと思います。

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