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川崎死傷事件

痛ましい事件が起こってしまいました。

今回のように何の前触れもない突然の事件を防ぐ事は出来なかった事でしょう。

親御さんはもちろん、責任者となる学校側も悲痛な思いをしているはずです。

ニュースを目にした誰もが「なぜこんな事をするのか?」と思ったはずです。

犯人がすでに自死した以上、真相の究明は困難です。

このような行動を取ってしまう人間はどういう心理なのか。

精神疾患が原因であれば別ですが、自分の意思によって無差別殺人を犯す犯人の多くは自分の存在を世間に示したいという心理があるはずです。

もともと自死する事は決めていたのでしょう。その最後に、自分が生きた証、自分の存在、何らかの証を残したいと思ったはずです。

認めてもらいたいという承認欲求です。

正常な人間であれば、人に愛情を注いだり、人や社会の役に立つ事をしたりして自分の承認欲求を満たしていくのですが、犯人にはそう考えられる要素がなかったのでしょう。

つまり、自分の存在が感じられる事、誰かに愛されている感覚がなかったのだと思います。

人が最も耐えられない苦痛は孤独感です。

これらの事が犯行の正当化にはなりませんが、ある種変わった人間や引きこもった人間をさらに孤立させるような社会の雰囲気になってしまうと今回のような事件は増えてしまいます。

今年の教訓として、災害や事件が繰り返しやすいという事も念頭に置いておかなければなりません。

孤独感とは実際に友達が多いか少ないかは関係ありません。たった一人の友達しかいなくても信頼関係があれば孤独感は感じません。愛情が持てるペットとの関係一つあっただけでも孤独感にならない事もあるでしょう。

つまり、物理的量の問題ではなく、本人の感じ方の問題だという事です。

現実社会で孤独(一人で)に生きていたとしても、孤独感を持たずに生きている人も多くいます。

それは魂が霊的存在との繋がりを感じられているからです。

愛する人との再会が死後に待っている事を知っている人は、人生を一人で生きている感覚ではなく、見守られ、共に生きている感覚を持つものです。

生き方が自分の死後の生活を決めるという事が分かれば、このような事件を犯す人間は減るだろうと思います。

防犯強化など物理的な対処方法も考えなければならないでしょうが、正しい霊的知識を学ぶ事しか根本的な抑止力にはならないのではないでしょうか。

「死んだら終わり」と思っている以上、拡大自殺はなくなりません。

今現在、家族や知人がいても孤独感を感じている人は多いと思います。

まずはその人たちに霊的真理に触れるチャンスが与えられますように祈ります。

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