「イラン戦争が短期間で終わる訳が無い!」とは、このイラン戦争が開始した直後からずっと一貫してお伝えして来た通りです。
ちなみに日本の主要メディアでは7割の報道が短期間でイラン完敗で終わると報じています。
残りは、短期では終わらない可能性があるがいずれイラン完敗は確実と報じています。
アメリカ・イスラエルが勝利する事はありません。私の見解ですが断言します。
この戦争の手綱を引いているのは100%アメリカではなくイスラエルですが、この戦争にもしイスラエルが勝利する事があるとすれば、その時こそハルマゲドンが起こる日です。
この戦争の目的はそこだからです。
だから、アメリカが絶対に勝つと喜んでいる人間はこの戦争にアメリカの意見など入る余地がない事をまったく理解していないか、そもそもこの戦争自体が何なのかすら理解していないか、どちらでもなければハルマゲドンを望んでいる悪魔でしょう。
最低限、ここまでの事くらいはご理解いただいた上でこの後を読み進めて下さい。
停戦交渉が決裂するのは最初から決まっていた事です。
こんな事で終わらない事は最初からお伝えして来た通りです。
その根拠はあらためて説明しませんが、毎週「週刊ニュース斜め読み」をご覧の皆さんはご理解いただいている事と思います。
さて、交渉決裂が世界に再認識された今、どうなるのでしょうか?
これについてもすでに先日のニュースで詳しくお話し済みですが、こちらでも要点だけお話ししておきます。
「日本政府は来年分の確保にめどがついた」と発表しましたが、まさか日本政府の話を真に受けている人はいないと思うのでこれについて説明はしません。
交渉決裂の直後のオーストラリア政府の発表を見れば今後の世界の動きが見えます。
「今後、原油の輸出については自国のエネルギー確保を最優先します」
有事だろうが平時だろうが、これは当たり前の話ですが、このタイミングで政府が発表した事に重要なメッセージがあるのです。
本来、日本政府はこういう空気感を察してあらゆる可能性を考慮した外交を即座に開始しなければならないのですが高市総理からそのような指示は一切ありません。
以下に日本のリアルな現状をまとめておきます。
LPGはアメリカから代替分くらいは購入出来るでしょう。当然価格は高騰します。
LNGは短期なら同じく調達出来るでしょう。同じく高騰します。それでも長期的な安定確保は出来ません。
原油はあと4~5か月で枯渇します。ある程度アメリカから輸入は出来ますが現在の原油規格が違うので輸入したから解決という訳ではありません。現在のインフラを安定させる為の長期的な確保のめどは今現在経っていません。
高市氏が確保したと言っているのは2~3隻程度(非公表なので正確な数は分かりませんが現実的にこういうイメージでしょう)のタンカーを確保したという誤魔化しに過ぎず、現在の社会インフラを支えるには最低でも40~50隻の確保が必要だという事を覚えておいて下さい。
日本経済を安定させる為にはロシアの原油に頼るしかありません。ロシアは日本との国交正常化を望んでいますが、高市政権は断固としてそれを拒否し続けています。日本にとって何一つ利益のないこの態度は不可解としか思えないでしょうが、それを指示している自民党が絶対に逆らえない後ろの組織がいるからです。
原油不足は確定事項です。
もし原油を一時確保出来たとしても、決定的に不足するのがナフサです。
ナフサの原料が原油であっても、原油の輸入先が確保出来たからといって同時にナフサ不足が解消する話ではありません。相当長期間ナフサは不足し続けます。
これらの確保が一気に解決したとしても(ありえませんが)、これまでの質と異なる原料を現在の製品原料規格のレベルまで加工する為の設備投資が必要になります。
国家レベルの投資事業となります。時間と膨大な資金を必要としますのでそのしわ寄せは必ず国民生活を圧迫します。
ここまで現状をまとめましたので、あとはここを手掛かりにご自身の環境において何が今後の問題になるのかを調べてみて下さい。
昨日のブログは希望の話だけを書いていますが、あくまでこの混乱の後に来る日本を想定して書いたものです。
その一歩先の手前には、つまりこれから数年間ないし十年程は登り坂を歩かなければなりません。
先の見えない終わりの見えない登り坂を歩き続ける事は難しいでしょう。
見えないその先に頂上がある事を知ればこそ歩き続けられるというものです。
「その先」が見えている、少なくとも「その先がある」と知った皆さんは何があっても希望を持って歩き続けられると信じています。
ただし、苦労は少ない方がいいに決まっています。
備えて下さい。








