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いつか必ずその時は来る

今日、私はある方に最後の挨拶に行って来ました。
個人的には約20年、会社としては約15年間お世話になった地元の神社の神主さんです。

私の会社では毎年一回、必ずこの神社で祈願祭をやってもらいます。
ここを一つの分岐点とし、また新たな一年をスタートさせてきました。
自分たちの仕事が人の為、社会の為、そして神に恥じない心で一年を精一杯励む事を誓いまた一年間仕事をさせてもらいます。

その祭司をいつもやってくれた神主さんがいよいよ今年3月で引退する事になりました。
94歳になられるという事で年には勝てませんね。

こうして自然の営みの中でしかるべき時に世代が交代され、また新たな時代が始まるのですね。
寂しいけど、そうやって時代が作られていくのです。

今日改めて考えた事は、
自分も必ずいつかその時は来る。
その時にどうありたいのか?

真剣に考えさせられました。
人は生きたように死んでいく。と言います。
最後の時、私は本当に自分の人生を胸を張ってふり返られるだろうか?

今の私にはまだそんな自信はありません。
まだやれる事はある。もっとやれる事はある。

自分の力を出し惜しんではいけない。
その力は、多くの人の為に使うように神様から預かった借り物だから。
いずれ借り物は返す時が来る。
それを返した時に残るのは、どれだけの人の為に自分を役に立たせる事が出来たのか。その事だけだ。

最後に神主さんが涙を浮かべて口にした言葉。

「これまで神様を信じて来たから、今日まで生きる事が出来たのかもしれない」

神主さん、20年間本当にありがとうございました。
そして長年の祭祀、ご苦労様でした。
いつまでも元気で。
またご縁がありましたらいつか霊界でもお会いしましょう。

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