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よく見かける誤ったお墓参り

お盆の季節がまいりました。
今日はお墓参りの間違いと正しいお参りの仕方について少しお話しします。
私が言う「正しい」というのは、宗教・宗派的な儀式や信仰にとらわれない単純な霊的価値感で見た作法ですので先にお伝えしておきます。
霊的視点で結論を言ってしまえば、お墓参りが出来ても出来なくてもそこに大きな問題はありません。
これによって先祖が地獄に落ちるだの、良いところに逝けるだのといったことはありません。先祖霊や身内霊が霊界でどう生きるかは個々の生前の生き方でしか決まりません。これが人間の都合を一切無視した単純な霊的真理です。
人間の都合とは、ほとんどの場合、お金や利権が後ろに控えています。そこを取り除けばものごとは至ってシンプルです。
先祖霊や身内霊を供養する上で、もっとも大切なのは「想い」です。
想いの無いお参り、宗教的儀式は単なる自己満足でしかなく、そこには先祖霊や神仏の存在はあくまで「不在」です。
身体的問題、金銭的問題、家族関係の問題などで、お墓参りが出来ない人、もしくはお墓自体を持っていない人の中には、お参り出来ない事に先祖霊に対して申し訳ないと罪悪感で苦しんでいる人がいますが、儀式的なことをそれほど重く考える必要はありません。
日常の中で静かに先祖霊や身内霊に心を傾ける時間をつくれば問題ありません。霊界に届くのは「想い(祈り)」であり、どこで想い(祈り)、何を着て想い(祈り)、線香を何本立てて祈ったか、などであなたの想いの価値が変わる事はありません。しかし、宗教によっては想いよりも儀式が重んじられている事が多々あります。
自分の気持ちを表現する方法の一つとしてお墓や仏壇などの物質的なものに頼る事は悪いことではありません。それによって意識を高めたり、気持ちを切り替えたり出来るのであれば良いことです。しかし、その本質はあくまで「想い」だということを忘れなければいいことです。

さて、お墓参りでよく見かける誤った作法について。

・墓石に飲みものをかける
高価な石を汚す(劣化させる)だけです。墓石を洗う為に水をかけ水拭きするのは正しいです。

・アルコール、タバコなどを備える
先祖や身内に未熟な霊がいる場合、成仏の妨げになります。現世界への執着、貪欲を助長させるだけです。

・造花を備える
悪いとは言いませんが、花を供える目的から考えれば意味がありません。墓石所有者の気分的な問題だけです。

以上の3つはよく見かける誤った行為なので参考にして下さい。
お墓参りには、水(飲み水としてなのでコップかペットボトル)、線香、お花、鈴(あればなお結構)で十分です。
お供えするのは、あくまで「想い」だということを忘れないで下さい。

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