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樋口裁判長の英断

高浜原発をめぐる裁判で、司法の樋口裁判長は異例とも言える再稼働差止めを決定した。
過去はじめての英断です。
福島原発事故の時間の経過と共に、水面下で着々と進められる原発再稼働。
震災後のあの約束は何だったのか?
結局、お金の力には勝てないのか…
そう思わざるを得ないあきらめムードの中、とても正義感ある、しかし至って当たり前の決断をしたと思います。

【朝日新聞の説明を抜粋】

樋口裁判長は決定理由でまず、各電力会社が原発の耐震設計で想定する最大の揺れ(基準地震動)を超す地震に2005年以降だけで福島第一など4原発が5回襲われていることを挙げ、想定そのものが信頼性を失っていると述べた。

さらに高浜原発では、基準地震動700ガルを下回る地震でも外部電源が断たれて給水が止まり、原子炉の冷却機能が失われる可能性がある▽使用済み核燃料プールは原子炉のように堅固な施設に囲われていない――などと指摘。「万が一の危険という領域をはるかに超える、現実的で切迫した危険」があると認定した。

そのうえで、高浜原発の脆弱(ぜいじゃく)さは、基準地震動の大幅な引き上げとそれに応じた耐震工事の実施▽原子炉冷却にかかわるシステムや、使用済み核燃料プールの給水設備の耐震性を最高レベルに強化――などの条件を満たさない限り解消されないとした。

高浜原発は今年2月に再稼働に向けた規制委の主な審査に通ったが、樋口裁判長は新規制基準がこうした抜本的な対策を求めていないと判断。新基準は「深刻な災害を引き起こすおそれが万が一にもないといえるような厳格な内容」であるべきなのに、「緩やかにすぎ、安全性は確保されない」と結論づけ、住民らの人格権が侵害される危険性があると認めた。

以上

樋口裁判長の英断を私は称えます。

そして、この様な国民にとっては英断でも、電力会社、その他特権階級の人間にとっては大損害を招く決断をした人は決まってメディアから姿を消します。
人事異動という名の島流しに合わない事を願ってやまない。

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