霊もホテルを使用します

外国では古い歴史があるホテルほど格式が高いという価値観があります。

現在私が滞在中のホテルも世界的に人気のホテルですがおおよそ200年ほどの歴史があります。

重厚な趣がありとてもいいのですが、時に古い霊が居着いている場合があります。霊の方もホテルだという認識があるので、宿泊客がワイワイしていてもあまりお構いなしです。

霊もちゃんと居心地の良い場所を探します。宿泊客があまり出入りしない場所や使っていない部屋などにいるので、その場所だけ少し異様な空気感が漂っています。

夜にどうしてもコピーを取らなければならない仕事などがあると、電気の消えたビジネスセンター（滞在者が使えるコンピュータールーム）に行かなければなりません。日中は問題ないのですが、夜になると霊のテリトリーになっているので、一気にこちらに注目が集まります。「何しに来たの？」という感じですね。

「コピーだけ取らせてね」と言って電気を全部付けますが、見られている感が凄いですね。悪さをしないのが分かっていても、 特に外国の霊は少し雰囲気が違うせいか、 やはり不気味は不気味ですね。

歴史のある場所に行くとき、霊の使用時間がある事を忘れずに無意味に近づくのはやめましょう。