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白鳥がシベリアに帰る準備をはじめています

今日は導信村の前に広がる湖で
一日中、白鳥が飛ぶ練習をしていました

導信村の雪もだいぶ溶け、
いよいよ今日から本格的にまた(p_-)開拓をはじめました。
新しく出来たガレージには暖炉があるので昨年の冬とは違いとても快適に作業が出来るようになりました。
外で作業していると、すぐ目の前の湖にはたくさんの白鳥が集まって鳴いています。そしてグループをつくって上空を旋回しながら何度も練習してました。
めちゃくちゃ近いので飛んでる白鳥がとても良く見えます。

毎年思うけど、白鳥って何千キロも離れたシベリアと日本を行ったり来たりしてるのって、本当にすごいなぁ。
しかも毎年ちゃんと間違わずに同じ場所に帰って来るから凄い。
霊力で飛んでるのは分かるけど、考えれば考えるほど「頑張って飛んでいけよ~、また帰っておいでよ~」って応援したくなります。

白鳥について少し調べてみました。
興味のある方はどうぞ。

★コハクチョウ

生息地
コハクチョウの繁殖地は、凍っていた地表が夏季だけ湿原になる「ツンドラ地帯」。
そこは、「流木」が集まるコリマ川の河口付近にある「イエドーマ」という丘(長さ8km)のふもとにある湖。
冬は、低地から高山にかけての湖沼、潟湖、大河川、水田、湿地などで越冬する。

★オオハクチョウ

生息地
オオハクチョウの繁殖地は、針葉樹の森が広がっている「タイガ地帯」、冬は、低地の開けた広い水面をもつ大河川、湖沼、潟湖、水田、内湾、入江などで越冬する。

採食

地上を歩きながらついばむ、草の穂をしごく、水面に嘴を入れてこしとる…などして採食する。
また、逆立ちして水中に上半身を入れ、水底の草・堆積物などを食べる。
首が長いため、カモ類よりも深い水底まで採食できる。
水草の葉、茎、地下茎、根、果実、落ち穂、マコモなどの植物質食。
★コハクチョウは、 10時ごろまでに水田などへ採食に行き、夕方まで採食・休息をしてねぐらに戻る。
★オオハクチョウは、10時ごろまでに水田などへ採食に行き、3時ごろまで採食・休息をしてねぐらに戻る。

繁殖

繁殖期は、6-7月。 5-7月。 一夫一妻。 つがいは縄張りを形成して、コロニーに分散する。
巣づくり: 草むらや、水につかるところに、巣材の草の葉・木の枝・コケ類などを雌雄で集め、
直径約1m・3m、高さ約50-60cm・50-70cmほど小高く積み上げ、メスがその上に皿形の窪みをつくり、
メス自身の綿羽を敷いて産座をつくる。
産卵: 1巣卵数、3-5個。 4-7個。
抱卵: メスのみが抱卵する。
孵化: 孵化日数は、29-30日・35-42日。 雛は早成性の離巣性。
育雛: 雌雄が子育てをする。 親は雛を激しく防衛する。
雛は生後40-45日ほどで自立できるようになり、3カ月ほどで飛べるようになる。

雛が無事に育った家族は、家族群をつくり、越冬地へ渡る。ねぐらで家族の群は崩れない。
越冬地の群の中で家族が挨拶を交わすディスプレイが見られる。

ハクチョウの飛来

オオハクチョウは3,000km、
コハクチョウは 4,000kmも日本から離れた北緯50度以北のシベリアから、日本へ約2週間で渡ってきます。
渡り鳥は、シベリアと日本の間をノンストップで渡って来る訳ではなく、何度も中継地で休みながら渡っています。
そのコースは、カムチャツカ半島から千島列島を経て北海道へ渡るコースと、サハリンを経て北海道へ渡るコースがあります。

ハクチョウが日本に飛来するのは、越冬の為です。

越冬期

9月に入ると、シベリアでは日中でも気温が氷点下になるため、氷に閉ざされて餌が食べられなくなります。
10月上旬 越冬のために日本へ渡ってきたハクチョウたちを北海道東部の湖沼・川などで観察できるようになります。
10月中旬~下旬 ハクチョウ・ガンの越冬隊は、ほとんど北海道の湖沼に集結し、渡り鳥でにぎわいます。
11月上旬 多くの渡り鳥たちは、寒い北海道を飛び立って本州へ渡って越冬します。(北海道で越冬する個体もいます)
3月下旬 本州で越冬を終えた渡り鳥たちは、それぞれの越冬地から北海道の湖沼(ウトナイ湖・宮島沼)などに再び、集結し、
4月下旬 日本を飛び立ち、シベリアの繁殖地に渡ります。

繁殖期 (子育てシーズン)

5月下旬~6月上旬 コハクチョウの親鳥は「流木」を集めて、北極の嵐に耐えられる直径1mの小高い巣づくりをします。
産卵は、直径11cmの卵を3~5個。 孵化日数は、約30~40日。
6月~7月 雛が生まれ、生まれた翌日、ヒナは水辺に移動して親鳥に見守られながら餌のとり方を学び、3カ月後の
9月~10月 雛は飛べるまでに成長します。 そして、日本へ渡ってきて越冬します。

毎年、日本の湖沼や川など400カ所以上で越冬するハクチョウは、
オオハクチョウ約27,000羽、
コハクチョウ約25,000羽。

そのうち東北地方の湖沼・川に約70パーセントが渡来し、越冬しています。

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