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私の中の、映画タイタニック 一番の名シーン

生きるとは、どういう事か。
人生を最後までどう生きればいいのか。
それを、わずか数十秒のシーンがありありと表している。
タイタニックは実話ですが、このシーンも実際に起きた事実だと記録が残っています。
そのシーンは、

船が沈む最中、演奏の為に乗船していた音楽家グループは、それぞれの無事を祈りつつ自分たちも人々が逃げ惑う中に消えようとしていた。
しかし一人の音楽家は、もはや逃げる事は不可能と悟りその場で一人バイオリンを弾き始めた。
そのバイオリンの音を聞いた他のメンバーが何も言わず静かに仲間のところへ戻りバイオリンの曲に合わせてそれぞれも演奏を始めた。
そして、沈み傾いていく船で少しずつ船首に移動しながら最後の瞬間まで演奏を続けた。
グループは全員タイタニックと共に海に沈んだ。

このシーンをご存じだろうか。
生きる可能性が少しでもあるなら、諦めずに最後まで生きる努力をするべきです。
それは霊的に正しい真理です。
安楽死が霊的真理に反するのはこの真理があるからです。

この事を前提にしながらも、あのシーンでとった三人の行動も真理に叶います。
人々が混乱する最中、音楽に耳を傾ける人など誰もいません。
音楽を奏でたところで何の意味もないでしょう。
しかし、彼らは何かしらの代価を求めてあの行動をとったのではありません。
今自分たちが出来る事、それが「音楽」しかなかったから、意味などはどうでもよく、最後まで自分たちが出来る事を行ったまで。
ここが真理に叶うのです。

私たちにも教訓になります。
世の中は、代価ばかりを求めて、意味があるかないかばかりを考えて結局何もしない。
これでは自分の魂が育ちません。

自分が出来る事を最後まで精一杯やり切る。
それが人生の正しい生き方です。
あのシーンは強烈にその事を表現していますね。

実際にタイタニックが沈む直前まで演奏し続けたという音楽家は次の8人です。
天国でも素晴らしい音楽を奏でている事でしょう。
Clarke, John Fred コントラバス
Taylor, Percy C. ピアニスト、チェロ
Krins, George ヴィオラ
Hartley, Wallace Henry 楽長、ヴァイオリン
Brailey, W. Theodore ピアニスト
Hume, John Law 第一ヴァイオリン
Woodward, John Wesley チェロ
Bricoux, Roger チェロ

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