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スリランカから見える日本の明日

もう、始まっている所では始まっている
日本も真剣に備えないと…

私のNPO団体で一緒に活動するスリランカの友人が訪ねて来てくれました。
スリランカはコロナ政策から始まり、世界の輸出制限の影響、現在は大統領の問題が勃発し全国民を巻き込んだデモが行われています。
当然、社会活動は完全に止まっています。

普段とても温厚なスリランカの人たちですが、通常の生活すら送れなくなり遂にキレたんですね。
腐敗政治への抗議で40軒以上の官僚の家が燃やされたそうです。こわっ。

グローバル社会というのは、どこか1国に重大な問題が起こると全体を巻き込んでいく事がよく分かります。
その連鎖はすぐに広がり、本来は関係のない国や産業にも大きな影響を与えて行きます。
食料自給率30%の日本では、その影響は命に直結する食を直撃します。
しかし政府は国家安全保障の枠から食を外しています。それがこの日本政府・政治家の危機感の無さ、危機管理能力欠如の現実です。

私がずっと提唱している「年単位の備蓄」の必要性はまさに個人レベルで増しているように思います。
すでにスリランカではものの値段が3倍を超えているそうです。
それでも手に入ればいいが、ガソリンやガスなどはすでに手に入らなくなっています。
連日、燃料を求めて人々が争奪戦を繰り広げています。その光景は東日本大震災でも同じことが起こりました。一日の大半をガソリンスタンドで並んだ人も多い事でしょう。
計画停電も長時間に及び、一日の数時間を除いては外出も禁止されています。

そんな状況で当たり前に生きて行けるのは特権階級の金持ちだけです。
物価が何倍何十倍になっても関係ありませんからね。

ホテルなどはほとんどが閉鎖、当然それに関係する産業は倒産、結果大勢が失業しています。
街には多くのホームレスが増え続けています。
私のNPOでも100人単位の食料支援を続けていますが、全体で見れば助けられるのはごくごくわずかな人です。

さらに今、学校に行けなくなる子供たちが激増しています。
というか、ホームレスが増えているという事は、大人と同時に子供も運命を共にしなければならないという事です。
それが将来、貧困化の悪循環を作ってしまいます。
今私は路上生活者の中から子供たちをピックアップし、義務教育を終えるまでの生活と就学を支援する「児童養護施設」の建設と運営に向け準備中です。
資金がまだ足りませんのでこれから募金活動などをがんばっていきたいと思っています。ご協力いただける方はぜひ一緒に活動に参加して下さい。

グローバル化された世界、日本において、
日本の未来は日本の事だけを考えていてもダメです。
日本で起こっている事だけを見ていても未来は何も見えて来ません。
世界で今何が起こっているのか、次、何が起こるのか、そこを見なければ私たちの未来が見えないのです。

このグローバル社会を動かしているのは紛れもなく「金」です。
だから経済のしくみ、お金の真実を勉強しないと社会全体の動きはまったく見えません。
6月19日(日)の講話会では「経済」に焦点をあて、メディアでは絶対に報道しないお金の真実をお教えしたいと思います。

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