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ケジメが大事です。許すだけが優しさではない。

とある市民団体が以下のように賛同者を募っています。

「NHKは大河ドラマ「麒麟がくる」沢尻エリカさん収録分を 予定通り放映してください!」

どんな犯罪であっても、罪を償い反省したあとは、すべての人に再チャレンジが当然許されます。
更生のチャンスは何度でも与えなければなりません。
しかし、それと罪を犯した際に自分自身で償なわなければならないケジメとは別ものです。

同じ罪であっても、社会的地位の高い人と一般人のその償い方(代償)の大きさは当然違います。
霊的に見てもカルマの大きさも変わります。
知って犯す罪と知らずに犯す罪のカルマは大きく異なります。
その影響力によって巻き込んだ人の数や多さによっても罪の代償が違うのは当然のことです。
裁判の判決でもそのように配慮されています。
それは社会的弱者や一般人を守ることでもあるのです。

まだ罪が確定したわけではないのでこの時点でまだ断定したことは言えませんが、現在の報道の通りであれば、薬物を使用しながら収録をしたものであれば放映出来ないのは当然のことです。
万が一、放映を許すとするならば、まだ犯罪が見つかっていなかった時期の罪は無効だという理屈になってしまいます。
一般人と違い、その映像が何年も、大勢の人が見ることになるので二次犯罪を防ぐ意味でもダメなのです。
「ああ、この映画は薬物をやりながら収録したやつだね。それを承知の上で公共放送であるNHKが放映を許可しているんだね。」
となってしまいます。
法治国家である以上、罪に対しては常に平等でなければなりません。感情論で考えてはいけません。
冷たく聞こえるかもしれませんが、それが再犯を抑制することになるのです。
自分の犯した罪です。
それをまっすぐに受け止めるからこそ、刑期を終えたあとに強い意志で更生していけるのではないでしょうか。

すでに身柄が拘束されているのですから、これ以上のマスコミによる執拗な報道は反対です。
しかし、有名人だからこそこれまで得られたものが多くあるはずです。それに見合う分だけの代償は返ってきても仕方がありません。
天秤の法則です。
一日も早い薬物からの更生と、一人の人間として有意義な人生の再スタートが出来ることを応援しています。

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