引き寄せ と 予知 の違いはどの様に見分けたら良いのでしょうか？ 少し前に何かを感じる でもそれが 引き寄せだったりする事もあるのでしょうか？ 宜しくお願い致します。
とても良い質問です。
しかしどういう答え方をすればいいのか私にとっては複雑な質問です。
霊的真理をどれだけ理解しているかによって、答え方がまるで変ってしまいます。
霊的知識が少し深まってくると、このような疑問を持つようになります。
引き寄せとは、自分自身の波長によって周囲の同じ類のもの（物質的、霊的なもの）を引き寄せる事です。
予知について勘違いしている人がいますが、予知とは一部の人間が持つ能力ではありません。例外なく霊界から届けられる情報です。その情報をキャッチできるインスピレーションが強い人と弱い人がいるという事です。まったくインスピレーションを持たない人はいません。すべての人間がそもそもが霊的存在だからです。
違いをどのように見分けるのか？という質問ですが、まずは分かりやすく答える為に「引き寄せ」を「思念」と置き換えます。思念は自分自身や他人のすべてを含みます。
そして「予知」を「霊からの情報」と置き換えます。
「思念」と「霊からの情報」。これで様々なものに応用出来る知識になります。
さて、それではその二つの見分け方ですが、これは大変、非常に困難です。
「私は明確に見分けられる」という人がいれば、それはその人の思い込みです。
その理由は、そのどちらも同じ原理だからです。
違う原理による現象であればその違いを見抜く事が出来るでしょう。しかし原理が同じである以上、その違いを見い出す事は出来ません。違いが無いのですから。
思念も霊から発せられた現象であり、霊からの情報は文字通り霊から発せられた現象です。
人間がそもそも霊であるという大原則があるのですから、肉体を持っていようがいまいが、どちらの出所も霊からの情報です。
服を着ている人が話す言葉と、裸の人が話す言葉と、何か違いがありますか？という質問になります。
どこまでも掘り下げて行ける内容なので、一旦ここら辺で話を区切りますが、上記の回答でまた新たな疑問が色々と出て来た人もいるかもしれません。
またご質問下さい。
思念を感じ取った情報であっても、霊からの情報であっても、大事なことはそれを鵜呑みにしない事です。
必ずその情報を霊的真理に照らし合わせて「照合」する事をしなければ危険です。
故意的に誤った情報（インスピレーション）を出す邪霊、悪霊、いたずら好きな霊が溢れているからです。彼らの中には高い知恵を付けている霊もいます。肉体に支配され霊的なインスピレーションが鈍っている人間を出し抜く事など朝飯前です。
その為、理性の力を働かせて霊的真理という神のフィルターに一度かけてからその情報を扱う必要があります。
でも最後は、その人の魂のレベル以上の情報を受け取る事は出来ません。
結局はその人次第という事になりますので、予言にせよ、霊言にせよ、語られたメッセージが正しいのか誤りなのか、善なるものか悪なるものか、それを判断するべきはそれを発した人の「人となり」をしっかりと見極めましょう。
その人の肩書や物質的なものは関係ありません。今その人がどんな生き方をしているのかです。
どれだけ「人の役に立っているか」。判断材料にするべきはそれだけです。
言葉はどうにでも飾る事も偽る事も出来ますが、生き方だけはその人の魂レベルがそのまま表れます。
例えば私が発する霊的真理も鵜呑みにしてはいけません。
疑ってかかって下さい。
そして皆さんの理性と霊的知識と魂で感じる印象で、私の言葉に善なるものを感じるならば受け入れて下さい。悪なるものを感じるならば受け取らず捨てて下さい。
理性的に生きるとはそういう事です。
人生のあらゆる場面でこういう照合をしながら生きて行けば、正しい情報を受け取って生きて行く事が出来るでしょう。
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